ITの進歩とともに、人々の日々の生活速度が速くなっています。年代別人口構成は過去の正形ピラミッド型を失っています。21世紀になり、少子化がますます深刻化し、生活形態は、半世紀前とは全く異なったものとなっています。
「女性が輝く社会」「一億人総活躍時代」は、わが国が抱える問題を解決するための必然的な手段です。
一般社団法人全国保育連盟は、理念に「全ては子ども達のために」を掲げて、日本の将来を担う子ども達の健全育成のために、保育園・こども園・放課後児童クラブを通じて、安心安全の空間を創ってまいります。

2019年9月吉日
一般社団法人 全国保育連盟

 

全ては子ども達のために


2023年2月に行われました社員総会・理事会にて若濵前理事長より襷をいただき、理事長を拝命いたしました。
全国保育連盟は、2017年3月に一般社団法人としての活動を開始してから6年が経過しましたが、この2~3年は、新型コロナウイルス感染症で保育現場が混乱する中、様々な提言や要望を国や基礎自治体に対して行い、保育事業者全体に亘る保育の質の向上を目指した活動を進めて参りました。
東京都特別区の入所倍率が既に1倍となっていることで、保育全入時代の到来が容易に予見され、ポストコロナの時代は、国も基礎自治体も保育運営事業者も、待機児童が存在している従前の保育政策から大きな方向転換を余儀なくされます。それは保育事業自体が「量」から「質」の時代に転換し、正に「選ばれる保育所経営」が求められる時代になると言えます。
2023年 4月 のこども家庭庁創設にあたり、異次元の少子化対策が推進されることになりました。
その中でも、この「選ばれる保育所経営」がどの保育運営事業者にも公平に展開されるよう、当連盟の活動を進めて行きたいと考えております。
こども達や職員の皆さまのために、より良い保育・学童施設の運営環境作りに引き続き努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
坂井 徹